❁平和の塔内部公開について❁
平和の塔は、「日本書紀」に記される神武天皇の即位から2,600年に当たる昭和15年に「紀元2,600年記念事業」の一つとして建設されました。当時の戦争に向かう時代背景の中で建設された施設ですが、現在は公園として広く県民に親しまれている貴重な歴史遺産です。
塔は、日本サッカー協会のシンボルマークである八咫烏(やたがらす)のデザイン制作者でもある彫刻家日名子実三(ひなごじつぞう)氏の設計によるものであり、塔の内部には同氏が制作した石膏レリーフ(浮き彫り彫刻)8点が壁面に飾られています。これらの作品は、日本神話に出てくる天孫降臨などを表現したものや、当時の時代背景を物語るものです。
塔の内部は、石膏レリーフの保存上の理由などから一般公開はしていませんが、内部を見てみたいというご要望にお応えし、年に一度塔の内部を公開しています。